画力や才能なしでもプロのイラストレーターになれるってホント!?現役イラストレーターが真実を教えます。

絵仕事をはじめよう

「プロのイラストレーターになりたいけど、きっと難しいんだろうなあ・・・」
「なるためには特別な才能やたくさんの練習が必要なはず・・・!」
そんなふうに思っていませんか?

こんにちは。イラストレーターのバニえもんです。

じつは、イラストレーターになることってそんなに難しいものではないのです。画力も、才能も、莫大な量の練習も本当は必須ではありません。実際に現役のプロのイラストレーターとして絵を描いて生計を立てている僕がいうのですから、間違いありません!

今回は、その理由と根拠をあきらかにするとともに、今すぐイラスト制作活動を始めることのメリットも紹介していきます。

画力や才能は必須ではない。もっと大事なのは〇〇!

あなたもきっと、イラストレーターになるために一番必要なものは「画力」や「才能」だと思っているのではないでしょうか。野球選手だってプロになるためには野球の腕前が必要ですもんね。ずば抜けた実力や才能がないと球団に入れてもらうことはできません。
だから、プロのイラストレーターも、イラストの実力や才能がないとなることができない!そう考えるのもうなずけることです。

でも、その考えは間違いです。

つまり、画力や才能がなくとも、イラスト制作の腕前が十分でなくとも、イラストレーターにはなれるし、イラスト制作で生計を立てることも不可能ではないということです。
なぜかというと、そもそもイラスト制作は、野球プレーヤーとはまったく違うお仕事だからです。

野球プレーヤーやその他の多くのお仕事は、一定の水準以上の能力がなければ働かせてもらうことはできません。球団であれば選手は強ければ強いほどよいですし、会社であれば仕事が早いほど、正確なほど高評価になります。逆にいうと、一定の水準を下回る人材を採用してしまうと、チーム全体の足をひっぱってしまったり、会社の損害になってしまう可能性もあるのです。だから、多くの仕事では一定水準を上回る能力が必要とされます。

一方でイラストレーターでは、もちろん画力や才能が全く不必要とはいいませんが、必ずしも必要ではないと僕は思っています。なぜかというと、イラストの価値は以下のような性質があるからです。

  • 絵の判断基準は人によって異なる。
  • 絵の評価は、絵が精密に描かれているかどうかより、そのイラストが好きかどうかで決まる。

つまり、イラストの需要は多種多様で、下手なら下手なりに、そのイラストを好きになってくれる人が必ずいるということです。むしろ、下手っぽい画風を売りにしている「ヘタウマ」というジャンルすらあるのです。たとえばLINEスタンプなどではよく見かけるのですが、ノートのラクガキのようにラフに描かれたイラストを見かけることがありますよね。こういったイラストにも需要があって、ちゃんと売れているのです。

だから、「イラストで生計を立てる」イコール「画力や才能が必要」とはならないわけです。「自分にはもともと才能がないから・・・」とあきらめる必要はありません!

むしろイラストレーターに必要とされるのは、画力や才能ではなく、べつの能力だと僕は考えています。その能力とは、責任をもって仕事を最後までやりとげる管理能力や、画風そのものを好きになってもらう人間力です。これらの能力は、才能や絵を描く練習によってではなく、むしろイラストレーター活動の中でお客さんとふれ合うことによって強化されていく力なのです。

絵の練習は必要ないってホント?

ここまで読んでいただいて、画力や才能が必須ではないことをわかっていただけたでしょうか。そして、もしかすると「画力が不要ということは、絵を練習する必要もない?」と思われているのではないでしょうか?

僕の考えでは、半分アタリで半分ハズレです。

もっと具体的にいうと、「イラストレーターになるまでに絵を練習する必要はないが、イラストレーターになったあとに絵を練習する必要がある」と考えています。
くわしく説明しますね。

最初にお話ししたように、イラストを描いてお金をもらうことは、画力や才能がなくても始めることができます。だから、イラストレーター活動を始めるまでは、とくに練習をする必要はありません。ですが、イラストレーターになったあとは別です。
ほかの職業でも同じなのですが、仕事を始めたからといって、現状の仕事を淡々と進めているだけでは、ずっと進歩もなく現状のままにとどまることになってしまいます。お客さんによりよいサービスを提供するために、また仕事の価値を高めるために努力をし続けなければなりません。

イラストレーターでいえば、お客さんに、よりすばらしいイラストを提供して、イラストの単価を上げる努力をしなければならないということです。だから、イラストレーターになった後には絵の練習をしたり、勉強をしたりしなければならないのです。

インターネット広告なんかで「イラストレーター養成講座」みたいなものをよく見かけますよね?これらはイラストレーターを目指す人向けに提供されているものですが、僕にいわせれば、売る相手がちがいます。むしろこういったものを必要としているのは、イラストレーターになったあとに、もっと自分の仕事のクオリティを上げたい人なのですから。

ここまで読んでいただいて、「自分もイラストレーターになれるかもしれないな・・・」と思ってもらえましたか?
じゃあ次は、イラストレーターになる手順を具体的に考えてみましょう!

ロケットスタートで始める!絵描き稼業

イラストレーターになるために、まず何をするべきでしょうか?
答えはズバリ、イラストレーターになること!
・・・冗談ではなく、マジメに言っているつもりです。

わかりやすくいえば、「お金の対価として絵を描く」という活動をすることです。小さな仕事でも良いので、とにかく絵を描いてお金をもらうことが先決なのです。それさえできれば、あとはイラストが使われるたびに勝手に知名度がどんどん上がっていきます。
知名度が上がれば、自分で仕事を取ってこなくてもお客さんの方からどんどん注文をくれるようになります。その結果、イラストレーターの活動も安定し、本格化してくるという流れです。

イラストレーターをすぐに始めることにはもう一つメリットがあります。それは、イラストを制作するノウハウやテクニックが身についてくることです。
仕事をこなしているうちにイラストのクオリティが自然と上がってきます。それが新しいお客さんの目にとまって、さらに仕事が入ってくるという好循環が形づくられるのです。

だからイラストレーターになるためには、なによりも先に好循環の火種となる仕事を始める必要があります。画力や才能がなくても絵を描く仕事に問題がないことは、最初のほうで説明しましたよね?絵を描く仕事を始めること自体は、誰にでもできることですし、実は一番重要なステップなのです。
逆に、絵がすごく上手いのにもかかわらずイラストレーターになれない人がたくさんいるのは、イラストレーターの仕事をすぐに始めないという、ただ一つの原因からくるものだと僕は考えています。

さて、イラストレーターをすぐに始めるにあたり、大切なことがあります。最初の仕事に「理想」や「完璧さ」を求めすぎないことです。大御所のイラストレーターの先生のように、「小説の表紙をウン万円で受注制作する」みたいなイメージをもっていると、いつまでたっても仕事を始めることができません。最初は、小さな仕事でもよいので、確実に始めるようにしましょう。例えば、「Twitter用のアイコンを500円で制作する」というようなものです。
安すぎると思うかもしれませんが、あなたのイラストの需要が増えるにしたがって価格は自然と上がっていきますので大丈夫です。

では、その最初の仕事を、具体的にはどうやってとってくればいいのでしょうか?

今回は長くなってしまったので、次回の記事でご紹介しています。ご興味があれば、読んでみてくださいね。

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まとめ

今回お話ししたことをまとめます。

・イラストレーターになるには、画力や才能は必須ではありません。
・イラストレーターになりたいのなら、絵の練習をするよりも、いきなりイラストレーターの仕事を始めましょう。
・小さな仕事でもよいので、確実に仕事をこなしていきましょう。

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