こんにちは。イラストレーターのバニえもんです。
前回の記事では、「イラストレーターは稼げる!」ことについてご紹介しましたね。
収入面でのアドバンテージも、イラストレーターになることの大きなメリットになります。
今回は前回に引き続き、メリットということに関連して、僕がフリーイラストレーターになって本気で「なって良かった~!」と思ったことをベスト5をご紹介します。
通勤がない
僕は自宅の部屋の一角を仕事場にしています。
だから、通勤時間は限りなくゼロに近いです。
仕事にかかろうと思った1分後に、仕事の席に着いていることができるのです。
僕が会社に勤めていた時は、毎朝自動車で片道20分の時間をかけて通勤していました。
つまり、1日の通勤時間は往復で40分。
1年の通勤日が200日とすると、通勤時間は1年でなんと133時間にも及びます。
133時間、かなりデカくないですか?
それから、通勤の悩みとして大きいのが気象条件です。
社会人になると、雨が降っても、台風が来ても会社に行かなければなりません。
特に僕のように雪国に住んでいる人にとっては、冬の降雪も忘れることができません。
雪国にお住まいでない人にはピンとこないかもしれないですが、朝起きて外が一面真っ白になっていたときの絶望感と言ったらないです。
朝早くから肉体労働の雪かきをして、ヘトヘトの状態で仕事をしなければならないですからね!
しかし、今では朝一に天気を気にする必要はありません。
朝起きてカーテンを開けてガックリ、なんてことはなくなりました。
仕事場は、同じ建物の階段を降りたところなのですから。
納期が意外と厳しくない
イラストレーターや漫画家、アニメーターのイメージとして、あなたが思い浮かべるのはどういうイメージですか?
- 「いつも締め切りに追われている」
- 「徹夜で作業している」
- 「生活サイクルが不規則」
といった、忙しそうで不健康なイメージではないでしょうか。
というか僕もイラストレーターになる前はそのイメージをもっていました。
意外なことですが、実際にイラストレーターになって感じていることは、少なくともイラストレーターについてはそういったことがないということです。
つまり、実際のイラストレーターは
- 「締め切りまでの期間をゆったりとれる」
- 「生活サイクルは規則的」
ということです。
実際に僕の生活サイクルは下のように規則的なものとなっています。
- 6:00 起床
- 8:00 仕事開始
- 12:00~13:30 昼休み
- 15:00 仕事終了
- 23:00 就寝
この生活サイクルで、今まで2年間のイラストレーター生活を問題なく回してこられています。
もちろん、制作が遅れたときなどは少し仕事時間を増やしたこともありました。
でも、締め切り前夜に徹夜で作業!なんてことは1度も経験していません。
締め切りについても、だいたいのお客さんはこちらの都合に合わせてくれます。
自分としてゆったり仕事ができる納期を最初に提示しておいて、納期より早く納品するというのが僕のスタイルです。
イラストレーターって意外に健康的な生活なんだね・・・。
どこでも仕事ができる
僕は普段、自宅の仕事机でデスクトップPC+液晶タブレットを使って仕事をしています。
ですが、ちょっと気分を変えたいときや旅行に行ったときには、外出先で仕事をすることもあります。
使用するのは、タブレットPC(Microsoft Surface)+スタイラスペンです。
これさえあれば、どこでも作画作業をすることができます。
ネット環境は、スマホのテザリング機能を使えば大丈夫です。
資料を検索したり、オンラインドライブの制作中ファイルの作業を進めたりすることも問題なくできます。
ちなみに、タブレットやネット環境を持っていない人でも大丈夫です!
スケッチブックを1冊持っていけばラフ画を描いたり、イラストのアイデア出しをしたりすることができます。
イラストレーターは場所や環境への依存度が低く、どこに行っても大体問題なく仕事をすることができます。
人の目を気にせず仕事できる
自分ひとりで仕事をするので、就業態度はかなり自由に決めることができます。
仕事中に他の人の目を気にしなくても良いわけです。
例えば、「イマイチ気分がのらないな・・・」というときには、テンションの上がる音楽をかけながら仕事をする。
「単純作業に飽きたな・・・」と思ったら、作業のおともにYoutube動画を流す。
「作業に行きづまった!」そんなときには、思い切って散歩に出てみたり、ゲームに熱中してみる。
そんなふうに、自分が本当に仕事をしやすい環境を、自分の意思で選ぶことができるのです。
一般的な会社勤務だと、就業規則もありますし、人の目も気になってなかなかこのようなスタイルをとることができませんよね。
しかし、フリーのイラストレーターではそんなこともないのです。
蛇足かもしれませんが、この手の話をすると「仕事中にYoutubeなんか流して、集中できるの?」という質問をよくいただきます。
僕も仕事中はYoutubeを流すスタイルで仕事をしていますが、Youtubeが仕事の邪魔になったことは全くないです。
むしろ無音の環境の中で、やる気が出ていない状態で仕事をし続ける方が能率が悪くなるのではないか?と個人的には思っています。
集中できる環境は一人ひとり違うもんね!自分好みに環境を作れるのはうれしいな~。
充実感・満足感がある
趣味を仕事にできるということは、素晴らしいことです。
だって、自分が好きなことをしているだけで、人の役に立つこともできるし、お金を稼ぐこともできるのですから。
イラストレーターになる前は、あまり好きでもない仕事をしぶしぶやり続ける生活でした。
その生活と比べると、本当に充実感、満足感が違います。
ところで、あなたもこのようなアドバイスを聞いたことがあるのではないでしょうか。
「自分が好きなことは、仕事にしないほうが良い」というものです。
もう少し詳しく説明すると、「仕事では苦労がつきもの。だから、好きなことを仕事にすると、好きなこと=苦労となってしまう。その結果、好きなことが嫌いになってしまう」という意味で言っているのでしょう。
こう聞いてしまうと、なんとなく尻込みしてしまいますよね。
果たしてこれは本当のことなのでしょうか。
しかし、僕の場合に限って言わせていただくと、僕は絵を描くことを仕事にしたあとも、絵を描くことは嫌いになっていません。
そりゃあ、いろいろと細かいことを言ってくるお客さんに当たったときは少しムッとしたり、難しい注文で苦労したりすることもあります。
でもそれが、「絵を描くのが嫌い」という考えに結び付くはずもありません。
むしろ、「お客様が自分に期待してくれている」と思うと、仕事にますます精が出るというものです。
好きなことだからこそ、難しい仕事もモチベーションを保って仕事を続けることができているのだと思います。
そもそも「趣味は仕事にするな」っていうアドバイスをする人って、趣味を仕事にして失敗したりした実体験から言っているんでしょうか?
ちょっと僕としてはマユツバです・・・。
話を戻しますが、イラストレーターはお客さんへの貢献度も高く、いつも感謝されます。
イラストを納品した時には「すごく気に入りました!」とか、「頼んでよかった!」といったコメントをいただくことがほとんどです。
僕のことを「先生」とまで読んでくださるお客さんまでいます。
イラストレーターとして絵を描く趣味を仕事にすることは、それ自体が満足感を与えてくれます。
まとめ
今回は、僕がフリーイラストレーターになって感じた、「イラストレーターになってよかった!」と思うこと、ベスト5を紹介しました。
- 通勤がない
- 納期が意外と厳しくない
- どこでも仕事ができる。
- 人の目を気にせず仕事できる
- 満足感がある
僕は、自由度が高くストレスのないこの生活を、とても気に入っています。
絵を描くのが好きなあなた!
イラストレーターはあなたにとって最高の職業ですよ!